Detailed Notes on 撥水撥油

Detailed Notes on 撥水撥油

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今井　やはりコア技術だけ押さえてもなかなかビジネスにつながらないというのが現実です。社会のなかでどのように役立つ製品とするかという視点もなければ意味の無い研究になってしまいます。

近年は食材の焦げ目が印象的に仕上がる昔ながらの鉄製フライパンも見直されていますが、食材が焦げ付きにくく、手軽に洗えるフッ素樹脂がコーティングされたフライパンは、既に一家に一枚ある定番の調理器具なのでは無いでしょうか?

坂谷　私は油水分離フィルターに携わっているので、その機能が有効に幅広く活用されて欲しいですね。「エフロンティア」というブランド名もできましたので、皆さんが油水分離といったらエフロンティアだねと言っていただけるようにしたいです。

魚谷　当社は長年培ってきた電解フッ素化技術を核に様々な機能フッ素製品を製造販売しています。当初は撥水撥油剤や、界面活性剤について研究していました。既存のフッ素製品のレベルアップを図っていたんです。

幸い表面に機能を付与するという技術は当社の強みだと確信しています。さらに強みを伸ばして、人に喜んで頂ける、社会に貢献できる、地球環境への負荷を低減する製品開発、ソリューション提案を進めていきます。

また、インクカートリッジを効率よく使用する、インク噴出ノズルから噴出する量を確実に提供するためには、インクカートリッジ内のインクの付着をなるべく減らすことが必要です。そこで、インクカートリッジの内壁に撥水撥油コーティング剤を塗布して、インクカートリッジ内へのインクの付着を防止しています。

フッ素樹脂コーティングは、多様な特性を持っていることが特徴です。その特性によりいろいろな問題解決ができる分野も広く、様々な製品機能の向上が期待できます。

白石　そうですね。特異なデータを見逃すことなくその新規性に着目して、現象の解析、再現試験と検証を繰り返しました。

排水処理を適切に処理する「油水分離」機能、洗剤を使わず表面をきれいに保てる「防汚コート」機能はその方向性と合致していると思います。

会社概要 本社および工場・関連会社の所在地や連絡先など、当社の会社概要をご案内いたします。 撥水撥油  取引先・輸出先

偶然発見した現象を、長年培ってきた技術・ノウハウと開発者の探究心で比類なき特性を示す物質にまで磨き上げ、更に具体的なソリューションの提案に挑戦する開発者へのインタビューです。

インクカートリッジはプラスチック製のものが多く、加熱などの処理が不要な撥水撥油コーティング剤は好適です。

専門的な分野だけでなく、我々が普段使う調理器具・電化製品・スマホなどあらゆる物に使われており、意外と身近だということが分かりました。 今回ご紹介したフッ素系コーティング剤のフロロサーフは、多数の種類の中から用途や目的に合ったものをお選びいただけます。

──きっかけは偶然ですが、その裏付けをしっかりとって応用につなげることができたんですね。